2014年3月22日(土)

絶品の肉料理が味わえる滋賀県長浜の和食料理「たけはな」 

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

大阪まで仕事で行ったついでに、滋賀県長浜に泊まって帰りました。どこで食事をしようかとネットで検索しましたが、どうも「よし、ここだ!」というお店にヒットしません。

ここはオジサンポで歩き回り、野生の勘を頼って良さげなお店を見つけるしかない。連休前の金曜日だから沢山の観光客がいるかと思いましたが、あいにく雪がちらつくような寒さ。長浜観光の中心地・黒塀スクエア界隈もほとんど人が出ていません。黒塀スクエア近くで、「茂美志屋」「そば八」等の和食4店舗を経営する茂美志屋グループHPを事前に見ていましたが、どうも食指が湧きません。その他にも近江牛のお店が何店かありましたが、あまり活気がないのでこれもパス。

長浜の名刹「大通寺」の参道に出ると、3、4店舗、雰囲気の良い和食のお店がありました。夕暮れ時で和風家屋の情緒が出ています。なんだ、ちゃんと渋いお店があるんじゃん。ちょうど4人組のスーツ姿男女が吸い込まれていきました。ここに決めちゃおうかと思いながら、もう少し足を進めると目についたのが「たけはな」というお店です。お店の外にメニューが出ていて、肉料理をメインにした和食店のようです。一品1000円前後で価格もさほど高くない。よしここにしようと、お店に入りました。

長浜たけはな (1)

たけはなの入口付近

お店は地元民と思しき人達で混んでいて、コックさんの白いユニフォームを着た若い女性が「カウンターで宜しければ」と案内してくれました。カウンターの向こうに白いコック姿の料理人がいて、この方が店主のよう。牛、豚、鴨、魚を使ったアラカルトがメニューに並んでいます。

頼んだ料理は、グリーンサラダ、あぶり和牛、牡蠣のムニエル、骨付き鴨もも肉のロースト。あぶり和牛は、表面だけ焼いた叩きで生に近い肉を刺身風に出します。柑橘系と醤油のジュレが載っており、牛の赤肉の旨味が味わえます。牡蠣のムニエルもデンプンをまぶしてソテーしただけの単純な料理ですが、牡蠣の濃厚な味が口の中に広がります。鴨もこんがりソティされて、臭みが全くありません。「これは旨い!良いお店に入った!」と、和牛のステーキ、子羊のローストと肉料理を続けざまに頼みます。

40歳前くらいの店主が話しかけてくれ、「元々ここは寿司屋だったんですよ。カウンターの冷蔵室も寿司ネタを飾っていたところです。小上がりも寿司屋の時のままです。カウンターの寿司ネタを入れるケースに肉を飾るようにしたらお客さんから美味しそうと好評で、毎日肉を見せるようになりました。私はフレンチで修業したので、出す料理はフレンチを和風にアレンジした料理が主流です」。「先ほど頂いたあぶり和牛の部位はフィレなんですか?」と聞くと「モモの部分です」とのこと。「そうなんですか、モモですか。この間ステーキ専門店でお尻の部位イチボを食べたら、とても美味しかったのですが、このお肉も美味しいですね」。「モモからお尻に掛けての肉ですから、イチボに近いと言えば近いですね」

長浜たけはな (2)

あぶり和牛(モモを使ったたたき)

長浜たけはな (3)

骨付き鴨もも肉のロースト こんがり焼かれて美味!

長浜たけはな (4)

子羊のロースト

料理に夢中でふと気が付くと、お店には洒落たジャズの曲が流れていました。二人でビールを飲んで、ワイン一本を頼んで、日本酒を飲んで11,000円! え、勘定が違うんじゃないのと思うくらい、リーズナブルな価格です。観光客相手ではなく地元民相手であれば、こういう価格帯が長浜では普通なのかも知れません。

今回の長浜は、知らないで入って美味しいお店に当たって非常に満足でした。長浜でまた食事をする機会があれば、是非このたけはなを訪ねるつもりです。

和宴洋彩たけはな 長浜市元浜町3-11 0749-62-1777

http://www.takehana2009.com/

 

 

 

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