2011年5月6日(金)
街歩きツアーが盛り上がる
テレビ朝日の朝の番組で、これからのツアーは、街歩き “ウォーキング” が人気になると放送していました。通常のバスツアーでは40人くらい集めなければ採算に乗らず、結構ツアーを企画するのが大変。これに比べて、参加者各自が電車に乗って集合場所に来てもらって、街歩きの達人が街を案内する形式なら、最低6人集まればツアーを敢行できる。阪急旅行社もこの街歩きツアーに力を入れているのだそうです。
放送では、浅草の街歩きツアーを取り上げていました。遠方からの観光客ではなく、千葉県、埼玉県あたりの近隣からの参加者が大半とのこと。遠くに旅行に行ったときはガイドさんが丁寧に歴史などを説明してくれますが、東京周辺の人は東京の観光でそういう機会はありませんでした。その浅草ツアーは、60歳代のリタイアした男性が、普段見る機会の無い浅草の路地裏を徒歩でずうっと案内します。参加者の疲れ具合、興味のほどを見ながら、適当にルートも変更し柔軟に対応しているようです。団塊の世代が現役をリタイアし、次の生きがいを求めている人も沢山いるでしょうから、ガイド役には事欠かないはずです。
浅草の次は、“八戸・街グルメツアー”を取り上げていました。東北新幹線が新青森まで延伸しましたが、終着駅から通過点になってしまった八戸は、このままでは地盤沈下してしまうという危機感があります。これを打開するために考えたのが、八戸・街グルメツアーだそうです。
昔ながらの名所旧跡、寺社仏閣を訪れるツアーよりは、その町の路地裏を訪ね、地元の名物料理店で食事し、名物オバサンに会った方が楽しい人も多いはずです。それを地元の街の達人が案内してくれれば、安心してツアーに参加できます。
案内してくれる街の達人とインターネットがあれば、別に大手の旅行代理店が扱うこともありません。今後この手のビジネスで起業する中高年が、たくさん出てくれればと思います。
最新記事
- 地方都市の中古戸建てをリノベして販売するカチタス (5/8)
- 日本の貧困家庭の子供比率 (9/18)
- 韓国の人口動態 2017出生率は1.07予想 (9/17)
- 長野県阿智村の「満蒙開拓平和記念館」 (7/18)
- 旧東ドイツのライプツィヒの再生に学ぶ (7/12)
- 李氏朝鮮時代の韓国では僧侶の身分が下層階級 (7/10)
- 第一勧業信用組合の素晴らしい金融戦略 (7/1)
- 中国経済2017 大衆資本家たちのイノベーション (6/25)
- 小型木質バイオマス発電 VOLTER40 (6/20)
- 中国人だらけの大宰府 (6/19)
不動産業界コラム
過去の記事
- 2018年5月
- 2017年9月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年1月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年5月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年4月
- 2010年3月