2011年11月18日(金)

四国で商売をし易い順番は?

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

 松山本社で手広く商売をされている方に、「四国でどこが商売をし易い県と思います。」と聞かれました。商売し易い=利益を上げやすい、と言う意味です。

 愛媛県は四国一の経済力、人口を持っていますし人も穏やかそうなので、「愛媛県だと思いますが。次はやはり街も大きい香川県ですかね。」と答えました。

「一番利幅が取れるのは、実は高知県なんですよ。」

「えー!なんか気が荒らそうだし、商売やりづらい感じがしますが(完全な偏見)。」

「高知の人はあまり細かいことを言わないので、値引きは少なく商売し易いんですよ。愛媛もまあまあやり易い。3番目が香川。一番商売しづらいのは徳島ですね。徳島は大阪に近いので、昔から大阪商人に苛められて商売をしてきました。その大阪流の商法がすっかり根付き、交渉がタフでやりづらいんですよ。」

 九州の県もそれぞれ県民性が違いますが、四国も結構違うのかと良い勉強になりました。

追記1)徳島出身の大企業には、大塚製薬、日亜化学があります。特に日亜はLEDで破竹の勢いです。他に有名企業は、ユニチャーム、大王製紙がありますが、両方とも愛媛県四国中央市出身です。

追記2)2009年11月に会社更生法を出した穴吹工務店は高松市出身です。これとは別に弟さんが経営しているあなぶき興産(大証一部上場)があり、こちらの方は無傷で順調に商売をしています。穴吹工務店は「サーパスシリーズ」、あなぶき興産は「アルファシリーズ」でマンションブランドを展開しています。

追記3)以前大学ゼミ友人と二次会に行った折、友人の取引先の高知県の人が先に来ていました。高知の方がおもむろにバックから取りだした盃は、下の方がとがっていて置くと倒れてしまいます。このタイプの他に、盃に穴が開いていて指で押えていないとお酒がこぼれてしまうタイプもあるとのこと。どちらも注がれたお酒は全て飲み干すために考案された盃だそうです。恐るべし、高知県民!中国人と酒席で勝てるのは、正に高知県民を置いて他にいません。ちなみにこの盃は、「べく盃」と言う名前です。

このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをFC2ブックマークに追加このエントリをNifty Clipに追加このエントリをPOOKMARK. Airlinesに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをChoixに追加このエントリをnewsingに追加

最新記事

不動産業界コラム

過去の記事

ページの先頭に戻る↑