2013年8月9日(金)
台湾ツアーに石垣観光を組み込むツアー
日曜日朝のサンデージャポンを見ていて、最新人気の海外旅行地の順位付けをしていました。1位は当然のごとくハワイ。2位は以外にも中欧(多分オーストリア、ハンガリーなど)。3位は台湾となっていました。韓国、中国はあまりにも反日政策がひどく誰もが行く気が無くなった反動で、近くて安く行ける台湾が上位になったのでしょう。
台湾は食べ物も美味しいし、町の中も安全だし、日本人に対しても概ねフレンドリーです。中国大都市の横断歩道を何時車に轢かれるかと緊張しながら歩くのとは全然違います。故宮の美術館、忠烈祠(ジョンリエツー)の衛兵交代の見学、飲茶を楽しむなど、気楽な海外旅行が楽しめます。
ただ、自然環境やリゾート感はちょっと物足りません。リゾート気分だったら、沖縄や石垣などの八重山地区の方がかなり上だと思います。台湾に行く次いでに石垣島に寄れたら結構楽しいよなと考えていたら、これはかなり行ける企画ではと思えてきました。2日くらい石垣周辺でリゾートを楽しんでから、残りの2日間を台北で過ごす。1粒で2度美味しいツアーです。
石垣島白保(しらほ)には、今年3月に「南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港」が開業し、待望の大型機直行便が離発着可能となりました。白保の新石垣空港ができるまで、30年以上の年数が掛かっています。白保沿岸部を埋め立てる海上案もあったのですが、サンゴ礁の自然環境保護などで断念。計画地を白保の陸地部に変更し、やや短めですが2000mの滑走路で完成しました。
昔あった旧石垣空港は1500mの滑走路と短く、飛行機がオーバーランで事故を起こしたこともあります。旧石垣空港は大型機が離発着できないため、必ず那覇空港でトランジットしなければなりませんでした。トランジットすれば、何だかんだで1時間以上時間を取られてしまいます。新空港ができてこの無駄な時間が無くなり、東京からダイレクト3時間で行けるようになりました。
石垣島と周辺の島を併せて、八重山と呼びます。八重山には石垣島の他に、石垣島より大きい大自然そのものの西表島、最近星野リゾートが開業した「星のや竹富島」がある竹富島、NHK朝の連ドラ「ちゅらさん」の舞台になった小浜島、黒島、ドクターコトーの与那国島(飛行機で行かなければならずちょっと遠い)など楽しさ満載です。
石垣島の川平半島や川平湾を楽しむことも、西表島で野生のジャングルを楽しみ由布島で水牛の牛車に乗ることも、竹富島の伝統的民家(木造平屋で琉球瓦の屋根)の見学等々、沖縄本島では味わえない雰囲気を満喫できます。
今までは八重山や宮古島で離島を楽しんでから、最後に沖縄本島に戻って那覇などの街中を楽しむのが一般的でした。これを那覇ではなく、台湾の台北を楽しんで帰ろうと言う企画です。台北、石垣間に片道5000円~10000円くらいのLCCを開業すれば、八重山観光の起爆剤になること間違いなしです。
追記1)石垣、台湾を結ぶ飛行機は80人乗りくらいの小型機が良いでしょう。昔、熊本県天草に行った時に、熊本空港から39人乗りのDash8(ダッシュエイト、カナダのボンバルディア製、プロペラの双発機)に乗りました。熊本空港から天草空港まで約70~80kmですので高度も低いまま飛んでいき、地上の風景が手に取るように見えます。普通のジェット飛行機の高度3万フィート(高度約10km)では味わえない風景で、半島や島の形も、浅瀬のエメラルドグリーンの海も目に飛び込んできます。こんなに素晴らしい景色なら、10分、15分時間余計に天草諸島周辺を飛んでくれれば良いのにと思いました。石垣島でも、移動のためだけではなく、サンゴ環礁を見てもらうために飛行機に乗ってもらうと言う観光主体の発想も十分ありです。
追記2)石垣島川平半島の突端に日本生命が所有する「地中海クラブ」があります。沖縄本島のゼネコン國場組が開発したものです。この隣地でも大型のリゾートホテルが開発予定です。石垣島のリゾート開発は当分活況が続きそうです。
追記3)環境保護派から大反対を受けながら開業したユニマット開発の西表島「西表島ニラカナイホテル」。ここも今ではユニマットの運営から、星野リゾートの運営に代わっていました。同じくユニマット開発の小浜島の「リゾート&スパ ニラカナイ」も星野リゾートのリゾナーレ小浜島に運営が代わっています。ユニマット開発も、渋谷区松濤の温浴施設のガス爆発事故以降、色々大変だったと聞いています。
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