2014年4月13日(日)

「串カツでんがな」は大手ピザチェーンが経営

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

ここ2、3年で東京都心で目立つようになった飲食チェーン店舗は、世界の山ちゃん、串カツ田中、それに串カツでんがな、です。大阪のなんば、通天閣辺りで食べる串カツは、値段は1本100円と安いのに、衣は薄くサクサクしてかなり行ける味です。大阪に行くとかなりの確率で食べて帰ります。もしかしたら美味しい串揚げが東京でも食べられるようになったのか。そんな期待も込めて、串カツでんがな(戸越店)に先日入ってみました。

日曜日の午後三時でしたが、お店は6割くらい埋まっています。おう、わりと人気があるんだ。ハイボールでのどを潤しながら、最初に来た赤ウィンナー揚げを食べてみました。「おう、結構いける!」。期待は高まります。ウスターソースを入れたアルミ入れ物には、当然のように「二度漬け禁止」の文字が。

しかしその後に食べた牛、豚、エビ、うずら卵、玉ねぎ、ナスは、期待していた味とちょっと違うのです。衣が厚い。串揚げに軽さがなく、油が重たく感じてしまいます。価格は1本120円~150円と十分低価格なのですが、味がやっぱり大阪レベルに達していない。

家に帰って、串カツでんがなはどこが経営しているのか調べてみました。すると、経営母体は大手ピザチェーンのピザーラでした。ピザーラの経営会社は、㈱フォーシーズですが、フォーシーズが展開している飲食店業態の一つだったのです。どちらかというと直営店ではなく、FC店が多いようです。関東中心に、大阪にも少し出して全部で約50店舗。

元々の本部の指導ではもっと薄皮の串揚げを目指しているのかも知れませんが、実際は衣が厚くなってしまっている。次回は串カツ田中の実力を確認しに行く予定です。

追記1)串カツ田中は、大阪創業の㈱ノートという12年目の会社が経営母体でした。現在の店舗数で約50店舗出ています。HPでは、「当店の味は当社副代表の田中が先代の田中勇吉から受け継いだ味をそのままに大阪の下町から東京に持ってきました。」と書いてあるので、なんかこっちの方が期待できそう。

追記2)通天閣近くの新世界の串揚げ店も大阪下町を感じられて嬉しいのですが、大阪都心にあって気軽に行けて美味しいのが、なんば・道頓堀の「だるま」というお店です(発祥と本店は新世界)。平成26年4月12日の日経新聞土曜版で、カツ・うどんランキング西日本の第3位に載っているのでびっくりしました。ただの居酒屋で、全く有名には見えません。出羽桜のコップ酒が、たった350円で飲める驚異のコスパのお店です。レディース風のお嬢さんがテキパキ注文を取りに来てくれるのも魅力の一つです。次回は有難がって行かないといけません。

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