2011年8月7日(日)
漆喰壁の芸術、鏝絵(こてえ)
ハートストック研究会でご一緒の二木さんから、大分県日田市に鏝絵(こてえ)を見に行ったと言う話を聞きました。最初は何を言っているか聞き取れず、「コテって、アイロンのコテですか?」と、聞き返しました。
「こ、て、え。まあ、地元のタクシーの運転手さんに説明しても、分かってくれなかったけど。鏝絵は、漆喰を立体的に模様を付けた絵です。」
そうなんだ、漆喰はただの壁だと思っていたら、そういう技法もあるんだ。日本建築の粋な伝統技を、改めて知ることができました。鏝絵を調べると、“日本で発展した漆喰を用いて作られるレリーフのことである。左官職人がコテで仕上げていくことから名がついた。”とあります。コテで仕上げるから、こて絵なのか。西洋のレリーフは、壁の石を削って浮き彫りにするけど、そういう意味では漆喰の上に立体的絵を盛り上げた方が合理的ではあります。
全国では3000箇所、鏝絵があり、そのうち1000箇所が大分県内にあるそうです。特に宇佐市の安心院周辺に多数鏝絵が残っています。宇佐市観光協会・安心院支部 のHPに、鏝絵の写真が多数出ているので、これを見て楽しんでください。
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